【書評】まなの本棚
こんにちは!アトシです!
今回は、私が最近読んだ芦田愛菜さんの「まなの本棚」について記事にします。
今までの記事では、投資についてメインでお話してきました。
投資に関する本を読むこともあるのですが、全般的に本を読むことが好きです。
今回は、今までとは毛色の違う内容です。
この「まなの本棚」は、
担当する児童生徒さん(保護者の方ならお子様)に読書を楽しむきっかけを与えたい
という方におすすめの書籍です。
簡単に概要をお話するので、もしよろしければ最後までお付き合いください。
まず作者の芦田愛菜さんについては、私から説明するまでもなく皆さんもご存知だと思います。
一応お話すると、作者の芦田愛菜さんは、5歳の頃にドラマ「Mother」でデビューを果たしました。
(最近そのドラマを見直して大泣きしてしまいました。笑)
その後も大ヒットドラマに多数出演し活躍している女優さんです。
私生活でも、芸能活動をセーブしながら学業に専念し慶應義塾中等部に進学されています。
この表現が正しいかわかりませんが、文武両道を体現されている素晴らしい方です。
読書好きとしても知られる芦田愛菜さんの本との向き合い方について、「まなの本棚」のなかでは書かれています。
年間100冊以上本を読んでいる作者が、いくつか本を紹介してくれます。
紹介されている本については、実際に本を手にとってもらえると嬉しいです。
今回は、この「まなの本棚」の中から私個人がグッときたポイントをお話します。
1つ目は
本を読む目的についてです。
著者の芦田愛菜さんは、本を読む目的を
「自分と違く誰かの擬似体験」
だと話していました。
当たり前ですが、私たちは自分自身の人生しか生きることができません。
教師として、多くの子どもたちの人生に携わらせてもらっています。
しかし、その子どもたちの人生を代わりに歩むことはできません。
人生を豊かにする1つの手段に、「他者の人生を知ること」があると思います。
他者の人生を知り、その成功・失敗を学ぶことで自分の人生の中で目の前に出される様々な選択肢でベターな方を選ぶことができるようになるのではないでしょうか。
2つ目は
本を好きになったきっかけについてです。
芦田愛菜さんが本を好きになったきっかけは、
親御さんの「読み聞かせ」だったそうです。
幼い頃から絵本の読み聞かせをしてもらい本の魅力に気づいたそうです。
私の趣味が読書だと多くの場面で話します。
そうすると、保護者の方から「どうしたら子どもが本を読むようになりますか?」
と聞かれることがあります。
恐れながらも、助言させてもらう時にはこのように話しています。
「保護者の方も一緒に読書するのが良いのではないでしょうか。」
本と関わる場面で親子が時間を共有することが1番の方法だと感じています。
3つ目は魅力的な大人についてです。
芦田愛菜さんは、魅力的な大人について以下のように書かれています。
「大人だから」「子どもだから」と一線を引くのではなく、同じ目線で人間として向き合うことができる大人を魅力的だと話しています。
教師として、無意識に「教師」と「生徒」という線を引いてしまうことがあります。
もちろん場面によって一線を引くことは大切です。
しかし、時として同じ立場で考えてあげられる「余裕」をもてる教師でありたいなと思いました。
そのためには、自分自身を高め続けることが必要です。
そのため、これからも自己投資を継続したいですね。
まなの本棚は、学級文庫に置いて芦田愛菜さんと同世代の生徒にとって読書の楽しさを知る1つのきっかけになると思います。
ぜひ、興味をもった方は読んでみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございます。