定時に帰る教師がしないこと⑴
こんにちは!アトシです!
今回は教師の仕事術について考えます。
私は2018年4月に現任校に異動して以来、 一度も行なっていないことがあります。
それは、不必要な放課後の残業です。
もちろん、生徒指導・進路指導に関わる重要事項を除いています。
そのようなのっぴきならない事情があり、学校に居残ることも数回ありました。
しかしそれ以外は放課後は部活動指導の終了とともに退勤しています。
現任校の生徒はスクールバスで下校します。
私はカバンを持ちバスを見送り、そのまま車に乗り込み学校を出ています。
水曜日は部活動がないので、勤務校の退勤時間16時40分(遅くとも17時)には退勤をしています。
なぜ、定時退勤するか?
不必要な残業は、誰にとっても悪だからです。
公立教員が働く学校は、税金で成り立っています。
もし残業時間が増えれば、電気代がかさみます。
税金をより使わざるをえなくなってしまいます。
もちろん、私たち自身にとっても残業は悪です。
自己投資したり大切な人と過ごしたりする時間を失うことにつながるからです。
誤解がないように言いますが、残業を全否定している訳ではありません。
どうしても残らざるを得ない事情がある人もいるかもしれないので。
しかし、私の場合は残業をしないことをモットーにしているので肯定もできません。
しかし、2年前までは私もその悪に満ちた生活をしていました。笑
そのことについては、下記の記事に書いているのでご覧ください。
このままではいけないと自覚してから、仕事効率化を真剣に考えるようになりました。
現任校に異動してから、仕事の効率化に関する本を約30冊読みました。
多くの書籍を読んで気づいたことは書かれていることが共通していることです。
今回は私が試して良いと感じたことをお伝えできればと思います。
今回お伝えするのは以下のことです↓
①デットラインを厳守する
②所見との戦いは始業式から
①デットラインを厳守する
このデットラインとはズバリ「退勤時間」です。
退勤時間は絶対なのです。
例えば、勤務校だと
16時10分に帰りの会が終了し部活スタート
18時に完全下校となります。
つまり、退勤時間に学校を出るために、16時10分がデスクワークができるリミットと考えるのです。
そうすると逆算して仕事をするようになります。
授業の時間は、生徒の学力を伸ばすために最大限の指導をします。
もちろん、その時間に仕事はできません。
授業の空き時間は1日平均で2時間です。
この時間がとてつもなく大切な時間です。
「この時間は空き時間だから何しよっかな〜?」
ではもったいないのです。
朝の段階で、「この空き時間にはこれをする」と決めておくことが大切なのです。
「空き時間TO DOリスト」を作るのです。
ふせんや紙にそのリストをまとめておくのがベターです。
②所見との戦いは始業式から
所見はいつ書いていますか?
ちなみに所見とは、通知表に「学習面で、〇〇さんは・・・。生活面で、・・・。」のように記載されている教員から保護者へのメッセージです。
通常所見は学期末に書かれることが多いです。
しかし、それでは常に定時退勤を実現することは難しいです。
なぜなら30人規模の学級の場合、一極集中で書くことは難しいからです。
学期末の7・12・3月に書き始めると、どうしても残業せざるを得ません。
1ヶ月で30人分の所見がかなりハードですよね。
しかし、毎月少しずつ書いていけば、1ヶ月で7~10人書けばよくなります。
株式投資の鉄則は分散投資
所見書きの鉄則は分散所見
これも①と同様に逆算が大切なのです。
どうせ所見を書くことが決まっているのであれば、それを分散させることが重要です。
方法は、小さな出来事をメモしておくことです。
例えば、給食の配膳を自発的に手伝った生徒がいれば、すぐメモにとっておきます。
放課後の教室で、ロッカーや机の中が丁寧に整理されていたら、写真にとって記録しておきます。
このように、小さなピースをとにかく集めておきましょう。
そして、授業の空き時間に、エクセルのシートに記入しておけば、少しずつ所見がうまっていきます。
私の場合、業務用PCのデスクトップに「所見」のファイルを置いています。
そして、少しでも時間があればそのファイルをアップデートしています。
所見との戦いを始業式から分散させることで残業の要因を消すことができるのです。
定時に帰るには、それなりの戦略が必要なのです。
次回も定時に帰るためにすべきことをまとめていきます!
最後まで読んでいただきありがとうございます。