教師も年金2000万円問題を解消しよう⑶
今回は、前回に引き続き年金2000万円問題を解消しうる方法を書いていきます。
前回は、iDeCoの概要について説明しました。
詳しく知りたい方は下の記事をごらんください。
今回は、iDeCoの運用について述べます。
以前述べた通り、iDeCoの運用は20代や30代の先生は長期の毎月の定額積み立てになります。
この長期の毎月の定額積み立てが強力なパワーになると私は考えています。
長期の毎月の定額積み立てのことを「ドルコスト平均法」と言います。
この方法で投資商品を購入すれば、長期的にみれば商品を買う時の単価を低くすることができます。
例えば、1口基準価格が1000円の商品が800円に落ちた時に1万円分購入すると、12口買うことができます。逆に、1200円に上がった時は8口しか買うことができません。
このように、商品の高値掴みを避けることができます。
「いつもより安いから、多めに買おう!」「ちょっと高いから、少なく買おう〜」が自動的にできるということです。
長期積み立てが可能な20・30代には時間があるので、この運用法で大損の可能性を下げることができるでしょう。
運用できる対象商品は様々なものがあります。
リスクを低くしたいなら、元本保証の商品や国債などを投資信託が選択肢になると考えられます。「ローリスク・ローリターン」の商品です。
iDeCo自体を節税のためと割り切り、大きなリターンを求めないのであれば以上の商品の運用が良いのではないでしょうか。
投資でリスクを背負うのは当然です。
ノーリスク・ハイリターンは詐欺まがいの商品以外あり得ませんので、そんな誘い文句にはのないようにしたいですね。
参考までに、私はリスクを理解した上で株式を扱う商品を運用しています。
投資信託は運用益があります。
この運用益は私のお財布に入ることなく、再投資されます。
これが強力なパワーになります。
「複利」効果を生む可能性があるのです。
例えば、毎月1万2000円の積み立てを30年間、年間の利回り(投資した元本に対して増えた割合)5%で運用すると、手数料を抜いて、10,045,527円になります。
元本は4,320,000円です。
倍以上に増えるのです。
これが複利です。
※もちろん、これはあくまでシミュレーションでしかありませんので、必ずこうなるとは限りません。
ちなみに、私が運用しているインデックスは過去30年間の平均利回りは9%なので、5%運用は高望みしている数値ではないと思います。
むしろ悲観的なシミュレーションにしています。(笑)
今回の内容をまとめます。
・自分のリスク許容度に応じてiDeCoで運用する商品を決める
・節税に重点化するなら元本保証であったりや国債を扱う商品の選択もできる
・ドルコスト平均法を用いれば、リスクをある程度下げられる
・株式を扱う投資信託で複利の効果で倍以上の金額に増やすことも可能である
以上になります。
次回は申し込みの方法について記事にする予定なので、もしよろしければご覧ください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。