教師も年金2000万円問題を解消しよう⑵
今回は、前回に引き続き年金2000万円問題について考えます。
年金2000万円問題については前回の記事で書きました。
もしまだの方はご覧いただければ嬉しいです。
さて、前回ご紹介したこの問題の解消法の1つになりうるのはiDeCoです。
今回はiDeCoについて説明します。
名前の通り、年金なのです。
そのため、途中解約をすることは原則できません。
普段から共済年金を天引きで支払っています。
それと似たような扱いです。
公務員は1万2000円がiDeCoの毎月の積立上限額になります。(2019年12月現在)
毎月積み立てしていき、その積み立てたお金を運用します。
積み立てができるのは、60歳までです。(2019年12月現在)
そして、その利益に対しては非課税になります。
投資信託を買い、その商品が利益を出したとします。
その利益には課税されません。
※注意は、年金を受け取る際に税金が掛かるということです。
例えば、iDeCoをA証券会社で運用し、60歳になりB銀行にお金を移動します。
この時に税金がかかります。
しかし、このお金は税制的にかなり優遇されている退職金扱いとなります。
ここがお得ポイントです。
「iDeCoを始める」ということを言いますが、iDeCoはただの枠組みです。その枠組みの中で積み立ているお金をどのように運用するかを決めるのは自分自身です。
どんな商品を選ぶかが重要になります。
このことついては次回以降にお話します。
iDeCoは節税になると前回書きました。
その理由の1つは、積み立てるお金が控除されるというルールがあるからです。
控除が増えれば支払う税金の面で利点が出てきます。
控除される金額は、公務員の場合は年間14万4000円です。
年末調整のための書類に記載欄があるので、もし手元にお持ちの方はご覧ください。
以上が、iDeCoについての本当に簡単な説明です。
メリットもあれば当然デメリットもあります。
その点はよくお考えください。
読者の方の中には、年間14万4000円で老後のお金を準備できるのかという疑問もあるでしょう。
なので次回は、iDeCoの運用について書きたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。